今日からしばらくはレインボー編です
ヒッピーたちとの偶然の出会い
深夜にとある空港に降り立った
入国審査の列に並んでいると隣りにいたヒッピー風の男が話しかけてきた
空港で寝て朝になってから移動するつもりだったけど
目的地が同じ街だったので一緒にタクシーで向かうことになった
荷物ピックアップのところでさらにフランス人のヒッピーが3人合流した
彼らはそれぞれ一人旅で
皆レインボーという集いに参加するために来たという
レインボーギャザリングとは?
・レインボーギャザリングは愛と勇気と、平和への思い、そして知恵と知識、生きるための技、そして時と空間をみんなと分かち合い、共に考え、感じ、遊び楽しむためのこころみ
・ストレスの多い生活から抜け出して、数世代前は世界中の村の人たちが知っていた大地に足を着けて、自然と共存するという生き方を体験する
・レインボーギャザリングの運営はすべてボランティア、またはわかちあいの精神に基づいていて、組織も主催者も、実行委員会もない
・レインボーギャザリングを通して誰かが報酬や利益を上げるべきではない
・すべての金銭的やり取りは、マジック・ハットと呼ばれるドネーション(共益の寄進)を集めるために使われる帽子を通して行われる
いまいちよく分からないですよね
要は、日常生活から離れて自然の中に身を置いて皆で平和に愛を持って仲良く暮らそうよってことみたいです
興味深いのは下記の部分
レインボー・ギャザリングにはアメリカ先住民のホピ・トライブからの言い伝えがあります。
「草木が枯れ魚や動物達が姿を消し始め、人々の暮らしが脅かされるとき、虹のようにいろいろな色彩からなる多くの部族のあつまりによるひとつの部族が現れ、世界を癒すであろう。そして、彼らは虹の光の戦士の子供たちと呼ばれる。」
レインボーが世界を癒すかどうかはさておき
これって今の世の中の流れを予言してない?
実現するかどうかは別の問題として
このコンセプトは純粋に良いなと思った
レインボーに集まるひとの多くはいわゆるヒッピーと言われるひとたち
ぼくが好きだった旅ブログでレインボーについて一度だけみたことがあって覚えていた
そのときは「奇妙な集まりだなー」くらいにしか思ってなかったけど
話を聞いてるうちに興味が湧いてきた
去年参加したバーニングマンと通じるところがあるのかなー
とも思ったけどどうも結構違うらしい
運命のお導き?
「JOJOも来たら?」
同じ飛行機に乗っていて到着した空港で知り合った4人全員が行くというレインボー
これはもう行って来いってことなんだろう
そう理解して
流れに身を任せて誘いに乗ってみることにした
ヒッピーたちとの街での生活
空港から深夜に街まで移動し
まずは彼らと一緒に街に滞在することにした
ピックアップトラックの荷台に乗って移動したり
ビーチでだらだらしたり
瞑想、読書
皆思い思いの時間を過ごしていた
なぜかロウソクを好む彼ら
確かに落ち着くかも・・・・
ひまだからバルーンひねってヒッピー女子にプレゼント
夜はわざわざ別の部屋からマットレスを運んできて
5人で川の字になって寝た
つながりを大事にするひとたちだ
流星群をみながらセックスしたのはこの日の夜のことだった
流星群を見ながらフランス人ヒッピーと青姦 ~その1 フリーセックスってなに?~
ベジタリアンとビーガン
朝食は決まって全員で屋上に運んで食べた
まさかの全員ベジタリアン
うちひとりはビーガン
ところでビーガンって知ってますか?
魚や乳製品も含めて動物由来の食べものを一切食べないひとのことです
宗教的な理由を除いて
ベジタリアンとかビーガンて意識高めの健康志向のひとたちのファッション的な感じがして
あんまり良いイメージを持っていなかった
彼らはガチだった
「動物を殺したくない」
「乳製品にしても、そのもとになる動物の扱われかたがかわいそうだから自分はそれをサポートしたくない」
「肉や乳製品なしでも十分栄養がとれるし美味しい」
彼らは口々にそう言った
す、すげーな
2日間は同じ彼らと全く同じものを食べて
ビーガンを経験してみた
うん、悪くはない
・・・・・・・
2日後
気がつくと1人で肉屋へ走っていた
食べにくいからそんなにがっつかないで!
いざ出発するも早速トラブル
レインボーには公式な運営があるわけではない
この街のとある安宿に行くと情報があるらしい程度のことしか分かっていなかった
その安宿に移動してブログを書いたり海でダラダラ過ごすこと数日
ベテランとおぼしきヒッピーおじさんからある程度の情報をもらって出発した
街からタクシーで30分
ここから5キロほど歩いたところにある小さな集落が次のチェックポイントだ
「パスポートみせて」
警察がやってきた
この地域は政情不安定で治安維持のための検問が多い
まぁすんなり通してくれるっしょ!
言われたとおりにパスポートを渡す
警察「君たちはこれ以上先にいけないよ」
少し待って警察から返ってきた反応は予想外のものだった
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