翌朝起きてすぐに素っ裸になり海に飛び込んだ
綺麗な海水で頭と身体を洗う
「こんなこと自分の国でできないから最高だぜー!」
テンションがあがるアメリカ人(♂)
日本でもやったことあるけどねー!とは言いません
大人だもん
泳いでいるとコスタリカとアルゼンチンのこ(♀)がフルヌードで海に入ってきた
スタイルやばっ
なんでアジア人とこんなにも違うのか・・・・・
ずるいよね
線は細いけど肉付きよくておっぱいがそこそこでかい
当然ながら釘付け
ふと気づくと近くの波打ち際に地元の男が寄ってきた
どーも女の子の裸がみたくて寄ってきたよーに見える
アメリカ人「あいつ女の子見に来てない?文句言った方がいいかな?」
JOJO「そ、そーだね・・・も、もーちょい様子みよっか」
同じことしてるだけに文句いえん・・・・・

昼過ぎに出発して山へ向かった


食料の買い出しにきてたひとたちがバンをチャーターしていて
ぼくたちのバッグも一緒に運んでくれることになった
楽ちん〜
谷をひたすら登っていく




「ブラックスネークをたどっていけ」
街に滞在していたときにレインボー開催場所について聞いたらそんな返事が返ってきた
なにかと思ったら水がとおっている黒いチューブを発見

これをたどっていくと着くらしい


2時間ほど歩くと大量の食料とバッグが置いてある場所についた
ここから先は車が入れない
荷物をもってラクダとともにさらに登っていく


レインボーに便乗して(?)女の子と手をつなぐラクダのオーナー


1時間半ほど経って日が傾いてきた頃

「ウェルカムホーーーーム!!」
大声が聞こえてきた
どうやら開催地に到着したらしい
2人の男が出迎えにきて次々にハグしてきた

ドレッドの男と全身墨だらけの長髪男
こんななのか・・・・・
ハグはレインボーギャザリングの一部といっても良いほど頻繁に行われる
開催場所は山に囲まれた砂漠だった

キッチンに向かうとヒッピー達が料理をしていた

次々にハグで迎えてくれる
そのハグは形式だけの軽いものではなく長い
恋人同士が抱き合うような感覚だ
テントがないことを伝えると小屋に案内してくれた


・・・・・・・・
風がしのげればまぁいっか・・・・・
夜になると気温が下がり寒くなってきた
「フードサークル!!!!!!」
遠くから声が聞こえてくる
「フードサークル!!!!ナーウ!!!!」
火の周りにだんだんひとが集まってくる
この夜は40人くらいのヒッピー達が集まっていた
レインボーの参加者は多ければ数千人と聞いていたので意外にも少ない
輪になって手をつないで歌を歌う
簡単な歌が多いけど何種類もあって覚えきれない
「みんなで輪になって身体の細胞すべてが喜んでいる」
「身体を癒す食べ物、月、レインボーに感謝」
とかそんな歌詞が多かった
最後は「あ”ー」と唸り声をあげる
やはり長い
全部で15分くらいやってたんじゃないか
座って食事がサーブされるのを待つ
飯にはまったく期待していなかった
ベジタリアンやビーガンが多いため飯は野菜や穀類のみ
それでも予想外に美味しかった
「Hey brother! Do you have a cigaret for me?」
食後にタバコを吸っていると次々にヒッピー達がたかってきた
めんどくせーーー
飯が終わると陽気な音楽に合わせてマジックハット(ただの帽子をこう呼ぶ)が周ってくる
いつまで滞在するかわからないので1000円程のお金を投げ入れた
その後は火を囲んで話したり歌ったり踊ったり
・・・・・・・・
うーん
苦手
お酒でもあれば勢いでなんとかなるけど
ここでは禁酒がルール
どこにいていいか分からない
例えるなら知り合いが少ない結婚式の二次会みたいな感じ
みんなコミュ力高いなー
流暢すぎる英語にたまについていけなくなり
劣等感に押しつぶされそうになった
でも考えてみればこれってただ構ってくれるひとがいない
誰も気にきにかけてくれない状況が居心地悪いだけだ
そんな小さい自分を受け入れよう
今からスーパーソーシャルな人間にはなれない
それならありのままの自分を受け入れて他人と比べなければ良い
そんな簡単なことができない
他人の出世や給料を気にしてたときと変わらない小さい自分
そんな小さい自分を認識できただけでもここに来てよかった
星空を見上げながら寝袋とブランケットにくるまって目を閉じた
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