中東のとある国の田舎の村に行った時の話
途中でこの先に向かうバスが来ないことが分かったぼくと友達は
ヒッチハイクでその村を目指していた
1台の車が止まった
「少し先までいくから乗ってきな」
少し走ったところで車がまた止まった
「チャイでも飲んでこう」
周りには何もない山間の小さな家
家より小屋と呼ぶ方がしっくりくる
小屋の中には中年の夫婦がいた
チャイをご馳走になる
「どこから来たんだ?」
「名前は?」
日本人が珍しいんだろう
質問攻めにあった
和やかな雰囲気
日本でもそうだけど
田舎のひとは基本的に親切だ
居心地が良い
国が変わってもその辺は一緒なんだな
このときはのんきにそんなことを考えていた
少し休憩していると小屋に男が続々とやってきた
こんなところへみんな何しに来るんだろう・・・・・
主の妻が彼らにもお茶を用意する
チャイハナ(喫茶店)なのかな・・・・
すると小屋の主がふとんの下から透明のビニールに入ったなにかを引っ張りだした
粘土状の黒い塊
いやな予感がした
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