目が血走った男たちが後ろから追いかけてくる
少しビビっていた
向こうは金が欲しいだけだ
金さえ渡せばひどい目にあうことはないだろう
でも男連れの女の子を触ってくるような奴らだ
万が一ここで襲われたら・・・・・
女の子を守れるか・・・・・
最悪の状況が頭に浮かんだそのとき
別の車のライトが近づいてきた
手を広げて道を塞いで助けを求めた
JOJO「○○村まで行きたいんですけど!!」
運転手「乗りな!」
JOJO「お金は・・・・」
運転手「すぐそこだしいらないよ」
助かった
すぐに乗り込むとさっきの車の男たちが追いついてきた
ぼくたちが乗り込んだ車を囲んで「コイツらが金を払わない」と抗議し始めた
JOJO「約束とちがう!ぼくらは必要な分を払ったんだ!」
運転手に状況を説明しようと英語でまくしたてた
言葉は伝わってない
それでもなにかが伝わったらしい
罵声を浴びせ続ける男たちを振り切って車を出してくれた
助かった
運転手「あいつらは最悪だ。相手にしなくていい。ところで今夜はどこで寝るんだ?」
JOJO「ありがとうございます。宿はこれから探します」
すると運転手がどこかに電話をかけた
そして村につくとすぐに迎えの若者が現れた
運転手の友人らしい
彼が泊まる友人の家に一緒に来いと言う
なんて親切なんだ
小さな村だし危ないこともないだろう
遠慮なく家へお邪魔させてもらうことにした
運転手の友人の家には家族が暮らしていた
着くとすぐにチャイを、そしてそのあとご飯も出してくれた
「一時はどうなるかと思ったけどなんとかなったねー!よかったよかった!」
「田舎に泊まるならやっぱりこういう家じゃなくちゃね!」
友人たちとそんな話をしていた
すっかり和んだそのとき
家族の息子(20代)が火がついた炭を部屋に運んできた
まさかまた・・・・・
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