翌日もぼくたちは行動を共にした
一緒に島内を散策し、夕方の船で対岸の街に戻った
彼女たちとぼくの次の目的地は一緒だった
対岸からバスに乗り大きな街に向かう
ぼくはその街で友人と合流する予定だった
目的の宿は決まっている
日本人旅行者にはおなじみの宿だ
彼女たちはバスターミナル近くにある宿を数件あたったものの条件の良い部屋がみつからず
ぼくと同じ宿に来ることになった
ぼくはドミトリーに
彼女たちはダブルの部屋にチェックインした
友人との再開に盛り上がり、この日もたくさん飲んだ
翌朝、ロビーでMをみかけた
ぼく「おはよう!彼はどうしたの?」
M「彼はチェックアウトして出て行ったわ。今日の便でスペインに帰るの。私は明日のフライトだからここにもう1泊するわ」
ぼく「彼氏が先に行っちゃったらさみしいね。笑」
少し茶化してみた
M「彼とはそういう関係じゃないわ。ただの旅行好きな友達よ」
ぼく「えぇっ!!!ずっと付き合ってるのかと思ってた・・・・」
Mと一緒にいた男は彼氏ではなく期間を合わせて一緒に旅行しているだけだった
M「いまの部屋はひとりじゃ高いから移動しなきゃ・・・」
ぼく「ぼくの部屋で良かったら空いてるけど来る?」
3つベッドがある部屋にはぼくしか泊まっていなかった
M「そう?それならそこに移動するわ」
こうしてMと2人だけの空間ができた
数日間一緒に過ごして、ぼくたちの間にはある程度の信頼関係ができていた
彼女が良く気が利く娘だ
ぼくが話についていけないのを察するとさりげなく簡単な表現に変えてゆっくりしゃべってくれたり
ときには拙い英語で補足してくれたり
ひとりで離れて写真を撮っているぼくを気にして待っていてくれたり
そんなMの気遣いが嬉しかったし賢い娘だなと思っていた
その日の夜はMにも声をかけ、日本人の友達が集まる部屋で一緒に飲む事にした
友人達のほとんどは草が好きだった
そしてMは自宅でそれを栽培している程の愛好家だ
一緒に煙をふかし盛り上がる
吸い過ぎると動けなくなってしまうことを懸念し
ぼくは軽めに量を抑えていた
皆でひとしきり楽しんだあと、ぼくたちは部屋に戻った
そう、2人だけの部屋へ
彼女は明日チェックアウトして地元に帰る
ぼくはこの時点で
いや
もっと前から決めていた
今夜しかない
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つづきを早く(*´д`*)ハァハァ(*´д`*)ハァハァ