アルゼンチンのこの地を訪れたのは彼女に会いたかったのはもちろん
もともと予定していたルートに入っていたからだった
彼女にバスの到着予定を伝えるとターミナルまで迎えにきてくれて
一緒に彼女の家に向かった
彼女は両親、兄弟、家政婦と一緒に暮らしていた
その国では裕福な家庭らしい
家政婦さん以外はみんな少しだけ英語をしゃべり
ぼくには部屋がひとつあてがわれた
この日から彼女と多くの時間を2人で過ごした
学校が休みだったMはぼくを街の色々なところへ連れて行ってくれた
2日目のこと
2人で昼間からおしゃれなバーで少しだけ酒を飲み
公園のベンチに座って休憩していた
ぼくはふとMの頬にキスをした
Mは微笑み
スイッチが入ったかのように大胆になった
ぼくの首に手をまわしてきてキスや軽い愛撫を繰り返した
そしてその夜
一緒に映画をみることにした
ザ・ビーチ
旅行者には定番の映画だ
彼女に家では聞いていたとおり栽培していた
甘い香りの煙をふかしながらリラックスして映画を鑑賞する
画面がエンドロールになった瞬間
ぼくはまた彼女にキスをした
M「彼に悪いわ・・・・・」
そう言ってはいたけど
前回とは違って身体は完全にぼくを受け入れていた
ぼくたちは手をつないで彼女の部屋に移動した
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