キューバ嬢との初対戦で濃厚プレイに骨抜きにされたぼくは、そのとき判断がにぶっていた。
2ドルのタクシー代をケチって、旧市街まで1キロ程度の道を歩くことに。
時刻は深夜3時頃。
安全と言われてるキューバの中でも、ここカマグウェイはさらに田舎街。
人はあまりいないけど、道選んで気をつけて歩けばまぁ大丈夫だろう。
楽しかったな〜
その辺の店でビールを買って、余韻に浸りながら歩くぼく。
途中、人が集まってるエリアがあって、若者達が騒いでた。
「ヘイチーノ!タクシー!」
無視して歩き続ける。
あっちの暗い道はやめてこっちから行くか・・・
さすがにあまり人は歩いてないけど、全くいない訳でもない。
明るい道を選んで旧市街へ向かった。
周りを確認しつつ、警戒しながら早足で進んでいく。
半分くらい来たところでカップルとすれ違った。
カップルの様子を伺うぼく。
その時、横目で後ろから自転車が来ているのが視界に入った。
絡まれたりしたら面倒だな・・・・
横の歩道に寄って壁際を歩いた。
横目で警戒する。
若者が乗った2台のチャリがぼくを抜かしていった。
なにもないか・・・・・
と思ったそのとき、
目の前の交差点で若者達がチャリを止めた。
周囲の道を確認する彼ら。
次の瞬間
彼らはぼくに向かって突進してきた。
や、やばいっ
と思った時には、既に身体を壁に押し付けられていた。
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