東南アジアのイスラム教国家・ブルネイに風俗調査しにきたJOJO。
滞在初日。
風俗があるという噂を聞いてやってきたマレーシアとの国境で、たまたま話しかけた中国系ブルネイ人夫婦と仲良くなった。
「夜遊びの調査をしている」と正直に話すと、周りの人に聞き込みしてくれる旦那さん。
そして・・・
ブルネイ人の旦那「夜になったらあっちに女の子いるみたいだぞ!」
やった! いきなりヒントをつかんだぞ!
前回の記事はこちら
この時点でまだ夕方。
夜となると、首都のバンダールスリブガワンまで帰るバスはない。
行きのバスで確認したら、確か18時くらいが終バスだった。
JOJO「この辺て泊まるとこあるのかな?」
ブルネイ人の旦那「知らん。女買えばついてくるんじゃない? ゲラゲラ」
なんだそれ。
めっちゃ親切なのに急に適当になりやがってw
いずれにしても夜までまだしばらく時間がある。
ブルネイ人夫婦とそのまま飲み続けた。

おつまみの麻辣味のナッツ。

実に中国っぽい。笑
この国境近くで飲んでいると、時々物売りがやってくる。
謎のボッキ薬。

35RMだから1000円くらい。
ち○ぽに直接塗って使うんだと。
成分を聞いてみたら、なんかの虫らしい。
こわ・・・
暗くなってきたので、飲みの席をちょっと抜けて、周辺を探ってみることにした。
このフードコートの周りには店がいくつか入っている。

裏手に回ってみると、カラオケらしき店。
女の子いるかな・・・と思って入ってみると・・・

普通のカラオケバーだった。
他にもネオンがチカチカした怪しい場末な雰囲気の飲み屋を発見したが・・・

それっぽい女の子は見つからず。
ブルネイ人夫婦「お腹空いたから飯行こ〜」
席に戻ると、飲んだ流れでそのままご飯に誘ってくれた。
のこのこ着いていく尻軽JOJO。
これって中華料理・・・なのかな?

小魚が乗っかったビーフン

空芯菜炒め(小エビ入り)

鳥唐揚げ(ピーナッツ味)←甘くてまずいw

豚の唐揚げ。酢豚的なタレでうまい!
夫婦が大量に買っていた謎の実。
デーツ(ナツメヤシ)?

さて、ご飯を終えてお会計。
なんとなく予想はしてたんだけど、払おうとしたお金は受け取ってくれなかった。
旦那「よしっ! じゃあ女の子のとこに連れてってあげるよ!」
まじか・・・
なんて優しいんだこの夫婦は・・・
(さっきから奥さんは会話に登場してませんが、普通にニコニコ会話してるのでご心配なく。笑)
車に乗り込んで、国境と反対方向に向かって走ること数百メートル(徒歩でも全然OK)
車を止めて降りる旦那と僕。
奥さんは車待機。(スンマセンm(_ _)m)
旦那「ここだと思うよ」
音楽がガンガン流れていて、ドアが閉まっているのに外までがっつり漏れてくるバーのような店。
店の外にいたスタッフのにーちゃんとマレー語(?)で何かを話す旦那。
JOJO「英語できる?」
スタッフ「ちょっとだけ」
店先でまずはシステムを確認。
ブルネイ・マレーシア国境の風俗の料金システム
- 今いる女の子は9人だけ
- 全員ベトナム人
- 旧正月で女の子は国(ベトナム)に帰っているので少ない
- 料金:
- 飲み代:1時間30ブルネイドル(BD)=2400円
- 連れ出し:1時間100BD=8000円
- オールナイト(24時~朝9時):280BD=22400円
- 近くのホテル:1泊30ドル=2400円
これでシステムはわかった。
要は連れ出し置屋バーだ。
物価・所得が高いブルネイ価格だけあって、料金はまぁまぁ高い。
誰も要らないと思うけど、念の為地図を載せておく。
↑このCafeではない(と思う)が、ここに行けば音楽がうるさいバーがあるのでわかる。
JOJO「ちょっと中みてきていい?」
旦那「OK。待ってるよ」
いざ、ブルネイ風俗へ・・・
薄暗い店内。
飲んでいるグループが1~2組。

入り口の近くには女の子が座って待機している。
・・・・

ブスばっかりや・・・
いや。
そんなことは小さな問題だ。
ここブルネイで風俗を見つけたことに意義がある。
国境を越えているため正確に言えばここはマレーシアだが、近隣の街リンバンまでは車で1時間かかる。
マレーシア人がこんな辺鄙なところまで遊びには来ない。
つまり、ここはブルネイ人が息抜きに来る場所だ。
ブルネイの風俗と言ってもいいだろう。
さて、残念ながら遊べるクオリティではなかったので、すぐに退散することに決めた。
正直、発見しただけで満足だし。
旦那と一緒に車に戻ると「あなたはこれからどうするの?」と。
夫婦の家はバンダールスリブガワンではなく、Tutongという街。
方向が違う。

JOJO「国境越えたところで下ろして! バスはないけどなんとでもなるから」
暗いとはいえまだ21時。
なんとかなるだろう。
ヒッチハイクしたって良い。
何かを話している夫婦。
まさか・・・
旦那「送ってくよ」
JOJO「いやいや。方向違うじゃん。悪いよ」
旦那「バンダールスリブガワンに寄っても30分くらいしか変わらないし、大丈夫だよ。行くよ!」
なんかもうごめんなさい。
ちょっとそうなるかなって思ってはいたけど・・・
優しすぎ。

30分ほどでバンダールスリブガワンに着いた。
JOJO「本当にありがとう。急いでる?」
夫婦「いや、特に」
JOJO「じゃあちょっとお茶していかない? コーヒーだけでも奢らせてください」
せめてもの感謝の気持ちをね。
綺麗なカフェに入って、またおしゃべり。

旦那「そういえば、パタヤに出張でいったことあるよ」
嫁「聞いてよ。この人、タイでオカマ買ってるのよ!」
旦那「おい! やめろ(笑)」
夫婦漫才が始まったw
嫁「あなたもオカマと遊ぶの?」
JOJO「うーん・・・たまに。写真みる?」
嫁「マジで!? みるみる!」
・・・
嫁「綺麗ね」
JOJO「綺麗なこ多いよ。みんなじゃないけど」
嫁「ナイトライフのリサーチが仕事って言ってたけど、セックスすることもあるの?」
JOJO「うん、あるよ」
嫁「それは大変ね」
いいえ、ほぼ趣味です。笑
30分ほどお茶して、今度こそお別れすることになった。
JOJO「本当に何から何までありがとう」
旦那「僕たちも色んな話が聞けて楽しかったよ」
嫁「うん、楽しかったわ」
精一杯お礼を伝えて、最後にハグして別れた。
さて、宿に戻るか。
ブルネイでは夜22時くらいになるとほとんどの店が閉まり、街の中心でも真っ暗になる。
治安が良いので、他の国ならちょっと怖いこんな道でも大丈夫。

あれ、なんか小腹空いたな・・・
宿に着く直前に気がついた。
そういえば、さっきのカフェの近くにファストフードみたいのがあった気がする。
戻ってみると、なんとさっき別れたばかりの夫婦がファストフードの列に並んでいた。
別れて5分で再会www
嫁「お腹空いちゃった? 私たちも(笑)」
嫁「はい、これ食べて」

もらっちゃった。

中身はチキンとライス
最後までめちゃめちゃ良い夫婦だった。
本当に良い出会いだったな。
ブルネイで風俗を発見できたこともそうだけど、なんだかとても充実した気持ちになった。
それはきっと、久々に「旅してる感覚」が戻った気がしたからだ。
最近のぼくは、以前に世界一周していた時と比べて、旅していない。
観光することはほとんどなくなったし、宿にこもって作業したり、ジムで筋トレしたり、旅しているというよりは生活しているような感覚だ。
地元の人と今回のように関わる機会も少なくなった。
たまにはいいもんだな。
数年前を思い出し、バックパッカー旅が懐かしくなった。
ブルネイ編、次回で終わります!
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